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クリスマス映画の新定番『クリスマス・クロニクル』から見るアメリカの文化

Netflixで2018年から配信されている
大人気のクリスマス映画『クリスマス・クロニクル』。

世界190か国で配信されており、
その再生回数は1週間で2000万回以上
視聴されNetflixオリジナル映画であるにも関わらず
とも人気があります。

そんな大人気のクリスマス・クロニクルを
取り巻いているアメリカの常識や文化を
今日は徹底的に大解剖したいと思います。

クリスマス・クロニクル作品情報とあらすじ

作品情報

2018年、アメリカ(原題:The Christmas Chronicles)

ホームアローンやナイトミュージアム、
ハリーポッターなどのスタッフが手がけた、
家族で見ることのできる
アットホームなファンタジーコメディです。

家族の温かさの中にもホロリと涙がこぼれるような設定やシーンもあります。
私はクリスマスクロニクルを見始めてから開始3分くらいで泣けます。

涙もろい人はハンカチやティッシュの準備をしてください。

出演:カートラッセル、ジュダ・ルイス、
ダービー・キャンプ、ラモーン・モリス、
キンバリー・ウィリアムズ=ペイズリー、
オリバー・ハドソン他

あらすじ

2018年、アメリカにある
ピアース家のクリスマスは
家族がバラバラになりつつあった。
父はおらず、母は仕事で忙しく、
兄は不良仲間とつるんでばかり。

末っ子で妹のケイトはそんな中、
家の中にいたサンタの証拠を見つけて
思わず家を飛び出してみると…

クロニクルの意味とは

タイトルのクリスマス・クロニクルですが、
『クロニクル』とは年代記や年代順に記録する
などと言った意味があり、
10分でもこの映画を見た経験がある方は
なるほど、と思い当たることがあるでしょう。

ケイトは宝物であるビデオカメラで撮影した映像を楽しみ、
毎年サンタさんへのビデオレターもこのカメラで撮影しているようです。

しかし純粋なケイトに対して兄のテディは
なにやら思う所がある模様。

キャストが実際の家族であったり毎年ピアース家のクリスマスの様子が
ビデオカメラで録画されていたりと冒頭から『クリスマス・クロニクル』
というタイトルがピッタリの映画です。

 

日本ではなじみの薄いアメリカの常識を徹底解剖

次にアメリカでは誰もが知っているくらいの常識なのであえて
そのことには触れられていませんが、
これを知ることでクリスマス・クロニクルをもっと深く楽しめる

という小ネタをお届けします。

小学校での成績評価

アメリカでは多くの小学校が
2学期制で年に2回通知表が届きます。

通知表はどのように表現されているのでしょうか。
次に挙げるのは通知表評価基準の一例です。

①記号での評価
+… Excellent(大変良い、優秀)

V+ …Very good(とても良い)

V …Satisfactory(基準を満たしている、良い)

V- …Needs improvement(努力が必要)

– …Failing performance standards(基準を満たしていない)

②数字での評価
4…クラスで学習した以上の深い知識があり、理解をしている

3…課題をしっかり身に着け、理解をしている

2…課題の一部を身に着け、理解をしている

1…助けは必要だが、課題の一部が身に着いており、理解をしている

0…助けがあっても、課題の知識と理解が身についていない

③アルファベットでの評価
A+、A、A-のように細かく分けられている学校もあり、
ケイトの通う小学校のスペイン語の評価基準はコチラのようです。

A…90-100%

B…80-90%

C…70-79%

D…60-69%

F…0-59%

他にも生活面での成績基準や
算数、国語など教科別に細かく分かれているのが一般的です。

クリスマスのお菓子はクッキー

アメリカではクリスマスにはクッキー
というイメージを持っている人が多くいます。
実際に雪の結晶やクリスマスツリー、
ベルや雪だるまなどのアイシングクッキーや
ジンジャーブレッドマンと呼ばれる

ショウガを始めとするスパイス入りの
人型のクッキーが販売されたり、
家庭で作ったりされます。

ケイトとママも楽しそうにアイシングクッキーを作っていましたね。

毎年クリスマスを思い切り楽しんでいたピアース家では
重要なイベントだったことがうかがえます。

他にもクリスマスイブの夜には
サンタクロースにクッキーとミルクをおいておもてなしをし、
それを食べた形跡がサンタさんが『来てくれた証拠』だとされています。

なおクッキーのレシピはそれぞれの家庭の数だけあると言われており、
どの家庭でも門外不出の極秘レシピがこっそりと
代々伝えられていることも多くあります。

そのレシピを忠実に守る人もいれば自分なりの
オリジナルレシピにする人もいるので星の数ほどレシピがあり、
伝統と革新が受け継がれていくようです。

クリスマスシーズンに飲まれるエッグノック

エッグノックは北米のクリスマスシーズンなどで
よく飲まれている飲み物のことです。
牛乳、クリーム、砂糖、溶き卵などから作られ、
シナモンやナツメグなどのスパイスや
少量のアルコールが入る場合もあります。

アルコールが入らない場合は
ミルクセーキと呼ばれることもあります。

外出禁止の罰

アメリカの海外ドラマでも
「1か月外出禁止だぞ!」「そんなの酷い!」
なんていうやりとりがあると思います。

アメリカでは住んでいる州の法律にもよりますが
大体13歳にならないと子供だけで街を
歩いてはいけないことになっています。

なので街を歩けるようになることは
ティーンエイジャーの証であり、
子供たちはこれを楽しみにしているので

外出禁止は子供にとっては
とても大きな罰になるのでしょう。

13歳になるまでは
子供は一人でいることも禁止されているので
10歳のケイトは一人でお留守番もできませんし、
外出も許されていないことになります。

そのため仕方なく兄のテディが
一緒に家の留守を預かるのです。

サンタクロースの「ホーホーホー」って何?

ホーホーホーとはサンタクロースの笑い声、
オノマトペの一種だそうです。

温もりや老人といったイメージがされ、
アメリカやカナダでは
サンタクロースの笑い声として
ふさわしいのだそうです。

クリスマス・スピリット

クリスマスの精神とも言います。

なかなかコレ!という言葉が当てはまりにくい、
難しいものではありますが、
クリスマスを通して感謝することや
思いやりを持つこと、分かち合うことや
助け合う心などがそれに該当するでしょう。

大きな太っちょのサンタクロース

某清涼飲料を販売している
メーカーが冬のドリンクの売り上げを
伸ばすために画家に依頼して、
サンタクロースがそのドリンクを飲んでいる
様子を描いてもらいました。

そのイメージは瞬く間に評判となり、
世界でも広がりをみせ
今では『サンタクロース』のイメージ像は
これになっているのです。

野球カード

アメリカでは野球が人気であり、
野球選手が印刷されたトレーディングカード
である野球カードも古くから人気です。

特に有名選手の野球カードは
今でも熱狂的なコレクターがおり、
破格の値段で取引されています。

ミセス・クロース

サンタクロースには妻がいて、
その名前がミセス・クロースだと言われています。

またフィンランドでは
ヨウルムオリ(ヨウルマー)と
呼ばれています。

クリスマス・クロニクルにも
サンタさんの奥さんである
ミセス・クロースが少しだけ登場しますが

キャストはなんとサンタ役である
カート・ラッセルのパートナー
ゴールディ・ホーンが演じ、

その息子であるオリバー・ハドソンは
ピアース家の父親役を、
ビデオレターの子供にはなんとオリバーの子供、
つまり二人の孫が出演しています。

クリスマス・クロニクルのテーマである
『家族の絆』に相応しい配役ですね。

聖ニコラウスについてはこちら

トナカイ、エルフ(小人の妖精)についての詳細はこちらになります。

クリスマス・クロニクルとエルビス・プレスリーの関係性

クリスマス・クロニクルでは
アメリカで未だに人気のある歌手
エルビス・プレスリーの曲が
挿入歌として登場します。

  • Here Comes Santa Claus
    (Right Down Santa Claus Lane) / Elvis Presley
  • Santa Claus Is Back In Town / Elvis Presley

それはただ単に人気歌手の
クリスマスソングだから
というわけではありません。

サンタ役を演じているカート・ラッセルが
初めて映画に出演したのは
『ヤング・ヤング・パレード』という
エルビスの主演のミュージカルで
その後も彼はエルビスの役を務めるなど
エルビスと縁が深いのです。

そして映画が公開された2018年には
エルビス・プレスリーに大統領自由勲章が
トランプ元大統領から授与されました。

トランプ元大統領は
アメリカでは『メリークリスマスという挨拶、
公的施設に飾りつけを復活させた大統領』
として有名であり、
秘密のキーワードが
映画に散りばめられているようです。

ぜひ映画を見て探してみてくださいね。

まとめ

家族みんなで楽しめるクリスマス映画
『クリスマス・クロニクル』は
2018年の11月にネットフリックスで配信されました。

アメリカの映画なので
その背景にはあって当然の
『アメリカの文化』が描かれているのですが

日本人にはなじみが薄く、
いまいちピンとこないものかもしれません。

そんな習慣をいくつかご紹介させていただきました。

そしてクリスマス・クロニクルのスタッフによる
粋な計らいもいくつか。

私もこの映画が大好きで
クリスマスシーズンだけでも
最低3回くらいは見ています。

まだ見た経験がない、
という方には心温まるストーリーを
是非みていただきたいと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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