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クリスマス・クロニクル2のあらすじと映画の見どころポイントを解説

2020年にネットフリックスから『クリスマスクロニクル PART2』が
配信されました。

続編を首を長くして待っていた方も多いことでしょう。

笑えて泣ける、クリスマスの魔法が再び帰ってくるのです。

クリスマスクロニクルから2年後、
再びクリスマスを取り戻す大冒険が始まります。

ストーリーが1,2と時系列順になっていますので、
まだクリスマス・クロニクルを見ていないという方は
是非そちらを先に見ることをオススメします。

クリスマス映画の新定番『クリスマス・クロニクル』から見るアメリカの文化

〇クリスマス・クロニクル2のあらすじと映画情報

前回のクリスマス・クロニクルでは製作をしていた
クリス・コロンバスが監督を務めた作品です。

クリス・コロンバスはホームアローンシリーズや
ハリーポッターシリーズも手掛けた実力派

彼がどんなクリスマスの魔法を仕上げたのか気になりますね。

・キャストと映画情報

タイトル:
クリスマス・クロニクル PART2(The Christmas Chronicles 2)

制昨年と国:
2020年、アメリカ

監督:
クリス・コロンバス

脚本:
マット・リーバーマン、クリス・コロンバス

キャスト:
サンタクロース…カート・ラッセル、ミセスクロース…ゴールディ・ホーン
ベルスニッケル…ジュリアン・デニソン、ケイト…ダービー・キャンプ、
ジャック…ジャジル・ブルーノ、テディ…ジュダ・ルイス、ダグ…サニー・スリッチ

・あらすじ

クリスマスの冒険から2年。

クリスマスシーズンに家族でメキシコに来ているピアース家。

雪遊びもソリ遊びもクッキー作りもできない、と
ケイトはずっと浮かない様子。

しかしテディはその理由は他にもあると気づいているのです。

今回の旅行はママの恋人ボブとその子供であるジャックが一緒。

ケイトはママが恋人を作ったことを受け入れられずに
ボブやジャックに冷たい態度を取ってしまいます。

一方で真のビリーバーであるケイトの気持ちを利用して
クリスマスを台無しにしようとしている少年が一人。

それは元エルフのベルスニッケルです。

ベルスニッケルはサンタクロースやミセスクロース、エルフ達の
住む村であるサンタヴィレッジのクリスマスツリーのトップスター、

村の原動力を奪って自分の村を作り、
サンタクロースの時代を終わらせようと企んでいるのです。

クリスマスを守るためにケイトとジャックが大活躍します。

〇クリスマス・クロニクル2の見どころ

クリスマス・クロニクル2の見どころは沢山あるのですが
クリスマス好きとして、そしてクリスマス・クロニクルの
ファンとしては絶対にここだけは見逃せないという点を
3つに絞ってお届けします。

・ベルスニッケル

ベルスニッケルの名前の由来はドイツ語圏のヨーロッパの
民間伝承において他の聖ニコラス
(サンタクロースの前身といわれている司教)の仲間と関連しています。

聖ニコラスについて詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
クリスマスまでに知りたいサンタの歴史、聖ニコラウスからサンタクロースへ

彼は古いドイツの神話である「クネヒト・ルプレヒト」を
基にしているといわれており、クネヒト・ルプレヒトは
聖ニコラウスに仕えていた人物で北ドイツのキャラクターです。

彼はクリスマスの前に家を訪れて
子供たちの行動をチェックします。

この伝統はドイツからの移民によってアメリカにもたらされ、
特にペンシルバニア州で知られていました。

この風習は、現在でも一部の地域で続けられています。
ベルスニッケルは子どもたちにとってはとても怖い存在だったのです。

そう思うとクリスマス・クロニクル2のベルスニッケルは
とても可愛らしくデザインされています。

・バックトゥザフューチャー展開

ベルスニッケルの発明品の影響で
サンタクロースとケイトは過去に飛ばされてしまいます。

なぜベルスニッケルが他の方法ではなく、
タイムススリップをさせたのかはわかりませんが
自分の発明力をサンタクロースに見せたかったのかなと思いました。

実際に電池で動くその装置にサンタクロースは
とても関心していましたね。

そしてまだママとママの恋人ボブ達のことを受け入れられずにいる
ケイトはそこでサンタクロースの粋な計らいによって
大好きな思い出の人物と出会います。

そして徐々に自分の気持ちを見つめていきます。

そしてケイトの宝物だったパパのビデオカメラですが、
パパがいつからカメラで記録するクセがついたのか
についても触れられます。

クリスマス・クロニクル誕生の一部を垣間見た気がして
私はこのシーンが好きです。

・サンタクロースの歌

前作のクリスマス・クロニクルではサンタ役の
カート・ラッセルがエルビス・プレスリーの

・Here Comes Santa Claus
(Right Down Santa Claus Lane) / Elvis Presley

・Santa Claus Is Back In Town / Elvis Presley

を披露したことで彼の歌唱力に驚いた人も多いですね。
これらはカートにとってもなじみの深い曲でした。

今回はカート・ラッセルとダーレン・ラヴのダブルボーカルで
”The Spirit of Christmas”を披露する場面があります。

ダーレンラヴはアメリカ合衆国の歌手であり、
バックシンガーとしても有名です。

彼女はエルヴィス・プレスリーや
フランク・シナトラ、ザ・ビーチ・ボーイズなど、
多くの有名ミュージシャンのレコーディングに参加しています。

ダーレン・ラヴは音楽業界を離れて
家政婦をしていた時期もありましたが
復帰後は再びバックシンガーとして活躍し、

さらに2011年にはロックの殿堂入りも果たしています。

彼女の音楽活動は多岐にわたり、
ソロ・アルバムやライブ・アルバム、
コンピレーション・アルバムなどもリリースしています。

彼女の音楽は多くの人々に愛されており、
その歌声は今でも多くのファンに感動を与えています。

〇ストーリーのポイント

この物語の軸はクリスマスでバラバラになってしまった二つの家族が
クリスマスの奇跡で一つになるという点です。

・幼かったケイトが成長して思春期になった

クリスマス・クロニクルでは兄のテディが反抗期で
お父さんに対する複雑な気持ちを抱えていました。

今作品ではケイトも成長して思春期になり、
今度は新しい恋をして前を向き始めているママも
恋人のボブも受け入れがたい気持ちが描かれています。

しかし氷がゆっくりと解けていくように、
サンタクロースの家族を目の当たりしたり
クリスマスの冒険をしたことでケイトの心境にも
徐々に変化が訪れます。

・子供たちが再びクリスマスを救う冒険に出る

前作では(おそらく)サンタクロースの計らいで
冒険を通してピアース家の兄妹がそれぞれパパの死を乗り越える
というストーリーでした。

しかし今回はベルスニッケルの企みを阻止するために
ケイトとジャックの冒険が始まります。

今回は主にケイトの心の動きがフォーカスされているのですが、
ジャックも臆病で行動できずにいた点を克服し、
ヒーローになるという小さな少年らしさがありました。

ケイトもジャックもそれぞれ抱えていることがあり、
それを乗り越えたこともクリスマスの奇跡なのでしょう。

・クリスマスを通してもう一度家族のあり方を考える

前の記事でクロニクルの意味は年代記や年代順に記録すると
いった意味があるとお伝えしました。

私がこの映画で思ったことは、
時が流れると家族のあり方も変わっていくということです。

ピアース家はパパが亡くなり、その死を乗り越えて
また新たな家族関係を作っていこうとしています。

サンタクロース一家は実の子どものように思っていた
ベルスニッケルが悪い子になってしまい、
サンタヴィレッジを去ってしまったけれど

本心では元のエルフの姿に戻ってまた
サンタクロース夫妻と暮らしたいと願っています。

クリスマスを通して自分を見つめ直して
家族と向き合う時間を作ったベルスニッケルとケイト。

そして自分の本当の望みを理解した二人には
クリスマスの奇跡が起きます。

〇まとめ

この映画を始めて見た時は
前作のクリスマス・クロニクルの方が面白い…
そんな印象しか持てませんでした。

しかし3回目の視聴をした時には
この作品がすごく刺さるものになりました。

見れば見るほどストーリーの主張に一貫性があり、
多少強引な設定があるとは思いましたが
物語を通してクリスマスの魔法と奇跡と
主人公であるケイトの気持ちの変化が見て取れるからです。

ケイト役を好演しているダービー・キャンプの
演技力は本当に素晴らしいと思います。

強いて言うのであれば
クリスマス気分を盛り上げるために見るなら
私は前作のクリスマス・クロニクルの方を選びます。

クリスマスのウキウキ感がクリスマス・クロニクルの方が
優っていると思うからです。

しかしクリスマス・クロニクル2が良い映画で
あることに変わりはありません。

家族で見ることのできる優れた映画の一つです。

この映画をまだ見ていない方は是非一度
視聴してみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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