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クリスマスの豆知識!サンタのソリを引く名脇役、トナカイについて

クリスマスが近づくと、
子どもたちの関心はやはりサンタさんからもらえる
プレゼントになってくるのではないでしょうか。

日本ではクリスマスケーキにサンタクロースの
人形はちょこんと乗っていますし、
ショップのディスプレイにも空をソリで飛んでいく
サンタクロースの姿が描かれていることも多いですよね。

キリスト教徒がすくない日本にとって
サンタクロースはクリスマスの象徴といっても過言ではないでしょう。

そんなサンタさんのソリを毎年懸命に
シャンシャンと引いているトナカイに今日は注目してみます。

クリスマスの豆知識として覚えてみてはいかがでしょうか?

クリスマスに活躍するトナカイの数は段々増えていった

サンタクロースのようにプレゼントを子どもたちにくれる、
いわゆる【プレゼントの贈り手は】世界にもたくさん存在します。

詳しくは以下の記事をどうぞ。
サンタクロースはたくさんいる?世界サンタクロース名鑑

しかしやはりサンタクロースの起源は
聖ニコラウスという説が根強く有力であり、

聖ニコラウスがサンタクロースになり、
サンタクロースが空を飛ぶようになり、
そしてトナカイの引くソリに乗るようになったのです。

それでもサンタクロースのトナカイは
最初は1頭だけでした。

サンタクロースが乗るソリを引いているトナカイの
記事はこちらにもあります。

サンタクロースの正体は?クリスマスまでに知りたいサンタの歴史

アメリカのワシントン・アーヴィングが書いた
『ニューヨークの歴史』という本で
サンタクロースについて言及された後くらいから

2頭や4頭、6頭だてのトナカイのソリが登場します。

そしてサンタクロースのソリを引くトナカイが8頭いる
というのはアメリカの神学者である
クレメント・クラーク・ムーアが、

自分の子どもたちのために作った詩
『聖ニコラスの訪問』(邦題は『クリスマスの前の晩』)の中で
初めて8頭のトナカイが空を飛んでサンタクロースとプレゼントを
運んでいくことが書かれています。

この詩はアメリカを中心に今でも
クリスマスシーズン(ホリデーシーズン)が近づくと
朗読されているといいます。



そしてこの詩の中には8頭のトナカイの名前もついています。

トナカイの名前については
サンタクロースっているの?サンタクロースに関するおもしろ雑学3選
でも記述していますが、

・ダッシャー
・ダンサー
・プランサー
・ヴィクセン
・コメット
・キューピッド
・ドナー(ドンナー)
・ブリッツェン
とされたのです。

クリスマスソングの【赤鼻のトナカイ】は物語だった

トナカイが8頭いることは分かったけれど、
真っ赤なお鼻のトナカイさんは誰?
と思った方はいらっしゃいませんか?

実はこの8頭の中に真っ赤なお鼻のトナカイさんはいません。

赤鼻のトナカイの名前はルドルフと言い、
『聖ニコラスの訪問』の詩が作られた116年後の
1939年に初めて発表されたからです。

ルドルフは今現在では一番新しくサンタクロースの
ソリを引くトナカイ達の仲間になりましたが、
ソリを引く位置は先頭という花形です。

ルドルフが先頭を走るようになった理由は
赤鼻のトナカイの歌でご存じの方も多いと思いますが
ルドルフの作者の深い思いがあったのです。

ルドルフという名前のトナカイが登場したのは
1930年頃にロバート・メイ(ボブ・メイ)が
アメリカのシカゴで作った詩の中でした。

ロバートは世界恐慌の中、
貧しくも懸命に働いていました。

それは彼の大切な家族である妻のエヴリンと
愛娘のバーバラのためでした。

しかしバーバラが2歳になろうとする頃、
エブリンは体調を崩して寝込みがちになってしまいます。

エブリンの体はがんと闘っていたのです。

ロバートは懸命に治療を試みましたが、
エブリンの体は日に日に弱っていきます。

エブリンがとうとう起きることもかなわなくなってしまった
ある12月の夜、4歳になったバーバラは
ロバートに尋ねたのです。

「パパ、どうして私のママはみんなと同じじゃないの?」

ロバートは一瞬何も言えなくなってしまいましたが、
自分の幼かったことを思い出したと言います。

ロバートは少年の頃、体が弱く小柄でした。

そのことを彼のクラスメイトはわざとからかったり
はやしたてたりしていじめていたのです。

そしてロバートは父として、
病気と闘う妻とために、
娘のために、
自分自身のために

赤いお鼻のルドルフは光る鼻を持っているために
いつもみんなにからかわれ、
仲間外れにされていました。

しかしクリスマスイブのひどい吹雪の夜に
サンタクロースはその光る鼻を見て、
ルドルフのソリの先頭を走ってくれるように頼みました。

こうして立派に仕事を務めたルドルフを
笑う者はいなくなったのです。

というような詩をつくり、
数年後にはそれは児童書になり、
子どもたちの誰もが知っているクリスマスソングになり、
映画にもなったのです。

ルドルフ 赤鼻のトナカイ


まとめ

今日はクリスマスの豆知識として
サンタクロースのソリをひくトナカイについて
お伝えしました。

サンタクロースもトナカイも、
時代によって姿や形を変えたり
時には増えたりして世界中の子どもたちの
プレゼントの贈り手として活躍しているんですね。

そして赤鼻のトナカイであるルドルフは
最近加入した新しいトナカイメンバーであることが分かりました。

この家族がその後どうなったのかは分かりませんが、

娘のバーバラのために父のロバートが
一生懸命に考えた詩のその深い理由は
涙なしには語れません。

この先時代が進むとまた新たなサンタクロース像になり、
もしかしたらまた新たなトナカイのメンバーが加入するかもしれないと
思うと少し楽しみでもありますね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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