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クリスマスとクリスマスイブの違いを分かりやすく解説いたします!

突然ですが、あなたは
「クリスマスは何の日?」
という質問に正確に答えることができますか?

クリスマスは『キリストのお誕生日』
ではありません。

なのでクリスマスイブも
『キリストのお誕生日の前の日』
ではないんです。

ではクリスマスはどういった日なのでしょう?
クリスマスイブとは
どこが違うのでしょうか。

詳しく解説していきたいと思います。

クリスマスとは

クリスマスは英語で
『キリストのミサ』を指す言葉で
救世主であるイエスキリストの
『誕生を祝う』日、
つまり降誕祭のことを言います。

イエスキリストが生まれた時のことは
マタイの福音書とルカの福音書に
書かれてはいるのですが、

それがいつのことなのか
具体的な日付は書かれていません。

当時はカレンダーや時計が
なかった時代なので、
日付はそれほど重要視されて
いなかったのかもしれません。

現在ではキリストが生まれたのは
紀元前4~5世紀とされていて、

実際に紀元前5年頃には
彗星がベツレヘムの上空あたりを
通過しており、

これを見て東方の三賢人達が
イエスキリストが誕生したと
ベツレヘムに向かったのでは
ないかと見られています。

3世紀頃までは
クリスマスは日付も祝い方も
統一されておらず、

イエスが洗礼を受けた
1月6日の公現祭が
キリスト教徒にとって
新年の始まりとされていました。

326年にローマ皇帝で
最初のカトリック教徒となった
コンスタンチヌス大帝が

キリストの降誕祭を
12月25日に行ったのです。

12月25日は
地中海で信仰されていた
太陽神ミトラスの誕生日であり、

また北欧の冬至の日でもあったので
この日をお祝いする習慣は
なじみが深かったのです。

コンスタンチヌス大帝はこの他にも
キリストが生まれたとされている
岩屋に生誕教会を築いたり、

聖堂建築の礎となる
豪華な聖堂を数多く作り上げました。

4世紀末にはほぼ全ての教会で
12月25日を降誕祭をお祝いする日
となっていったのです。

クリスマスイブとは

一方でクリスマスイブは
クリスマスの前夜のことを意味します。

4世紀頃、当時ローマでは25日の日中に
キリストの生誕を祝うミサをしていましたが、
5世紀になると24日の夜に
ミサを行うようになっていったのです。

現在のクリスマスイブをほとんどの国では
ごちそうを食べてお酒を飲む日としています。

またカトリック諸国では
敬虔な信者がミサのために
夜遅くまで起きており、

サンタクロースや別の贈り物の運び手が
子供たちにプレゼントを届けます。

まとめ

クリスマスは『キリストのお誕生日』ではなく
『キリストの誕生を祝う日』のことを指しています。

それはローマ帝国の
コンスタンチヌス大帝が
周辺諸国でお祝いされている
12月25日を選んだからであり、
イエスキリストの誕生日は
実際には明らかにされていないからです。

そしてクリスマスイブは
クリスマスの前夜のことを指し、

信者たちはクリスマスイブにミサに出かけ、
その際にごちそうを食べたり
お酒を飲んだりしてお祝いをします。

そして子供達が楽しみにしている
サンタクロースが来るのも
クリスマスイブなのです。

クリスマスは意外と歴史が長く、
奥深いものだと思いませんか?

身近なイベントもこのように
古くからの歴史をひも解いていくと
新しい発見があるかもしれませんね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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