クリスマスギフトにウイスキーをプレゼントすることは
とても良い案だと思います。
クリスマスとウイスキーは一見関連性がないように思えますが、
実は深いつながりがあるからです。
ウイスキーの歴史は古く、紀元前2000年ほど前から
その起源はあると言われており、
当然クリスマスにも多くのウイスキーが飲まれ
時に『命の水』と名前を付けられたこともあったそうです。
クリスマスは家族や友人と過ごす特別な時間であり、
その中心には美味しい食事と共有する喜びがあります。
古くから歴史のあるウイスキーはその一部となり得るのです。
ウイスキーはその豊かな風味と独特の香りで、
クリスマスの雰囲気を一層引き立てます。
またウイスキーはクリスマスギフトとして最適な理由は
ウイスキーが持つ洗練されたイメージと、
種類やブランドによって選びがいがあるからです。
さらにウイスキーはある程度の長期間保存が可能なため、
ギフトとして贈った際には受け取った人が自分のペースで楽しむことができます。
これらの理由からクリスマスプレゼントにウイスキーを選ぶことは、
贈り手の洗練されたセンスを表現する素晴らしい方法と言えるでしょう。
今日はそんなクリスマスプレゼントにぴったりなウイスキーを紹介していきます。
目次
〇地域別ウイスキーの種類
日本におけるウイスキーの定義は
発芽させた穀物と水、あるいは発芽させた穀物・水で
穀物を糖化・発酵させたアルコール含有物を蒸留したもので、
蒸留の際の溜出時のアルコールが95度未満のものとされています。
簡単に言うと穀物と水を使用した蒸留酒で、
樽にいれて熟成させたものということです。
しかしウイスキーには地域別による種類分けと
原材料の違いによる種類分けがされており、
また飲み方も様々ありますので奥深いお酒です。
・スコッチウイスキー
スコットランドで製造されるウイスキーをこう呼びます。
またスコッチウイスキーの中にもさらに細かく地方が区別されており、
アイランズモルト、アイラモルト、スペイサイドモルト、
キャンベルタウンモルト、ハイランドモルト、ローランドモルト
など様々な種類の銘柄が存在します。
麦芽を原料としたモルトウイスキーとトウモロコシなどの
穀物を原料としたグレーンウイスキーとをブレンドしたものが多いです。
スモーキーな味わいが特徴的です。
・アイリッシュウイスキー
アイルランドで製造されるウイスキーです。
一般的に3回蒸留して作り、
なめらかな味わいがあります。
・アメリカンウイスキー
アメリカで製造されている、世界5大ウイスキーのうちの一つです。
ウイスキーのことは詳しくないけれど…という方も
バーボンウイスキーの名前は知っている という人も多いはず。
バーボンウイスキーもアメリカンウィスキーの中に入ります。
バーボンウイスキーの原材料は主にトウモロコシで
樽熟成によるバニラやキャラメルのような甘い甘みが特徴です。
・ジャパニーズウイスキー
日本で製造されるウイスキーをこう呼びます。
製造方法はスコッチウイスキーに近く、
近年世界的な評価を得ているために値段が高騰したり
購入が難しくなったりしています。
・カナディアンウイスキー
カナダ国内で製造されたウイスキーのことです。
ライ麦やトウモロコシ、大麦などが原料で
複数の種類の穀物をブレンドするのが一般的です。
700リットル以下の小さな樽で3年以上熟成させ、
フレーバリングウイスキーの使用が認められています。
味わいは軽やかでスムースな口当たりなのに
風味は穀物由来の甘みやスパイシーさがあります。
フレーバーウイスキーによって様々な味わいを
楽しむ事ができます。
〇原材料別ウイスキーの種類
地域別ウイスキーの種類でも少しお伝えしましたが、
『モルトウイスキー』や『グレーンウイスキー』などの言葉は
原材料の違うウイスキーの製造方法です。
今度はこちらをご紹介します。
・モルトウイスキー
麦芽を原料としたウイスキーで
スモーキーな味わいが特徴。
・グレーンウイスキー
トウモロコシなどの穀類を原材料としたウイスキー。
軽やかでスムースな味わい。
・ブレンデッドウイスキー
モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたもの。
様々な味わいのウイスキーを組み合わせることで
複雑な味わいを生み出します。
〇クリスマスプレゼントにおすすめのウイスキー
このように地域別、原材料別にウイスキーは区別することができるので
色々な風味のものを楽しむことができます。
以下はネットでも比較的簡単に入手することができる
おすすめウイスキーのご紹介です。
・スパイスツリー…８,000円前後
（スコッチウイスキー、モルトウイスキー）
スパイスツリーはコンパスボックスというブランドから
リリースされているウィスキーで、
その名の通りスパイシーな風味が特徴です。
ハイランドとスペイサイドのモルトを使った
ブレンデッド・モルト・ウィスキーで、
リッチで丸みがあり、甘くバランスの良い強いスパイスと
バニラの風味が楽しめます。
スパイスツリーの特徴：
スパイスツリーのキーモルトは、クライヌリッシュ（ハイランド）、
ダルユーイン（スペイサイド）、ティーニニック（ハイランド）の
3つを使用しています。
これらのモルト原酒を組み合わせることで、
スパイスツリー独特の風味が生まれています。
またフレンチオークを使用した熟成樽で後熟させることで、
そのスパイシーさを一層引き立てています。
クローヴ、ショウガ、シナモン、ナツメグといった
クリスマスにぴったりなスパイスの香りと、
バニラの甘さが複雑に絡み合い、
深みのある味わいを生み出しています。
・グレンフィディック12年…4,000円前後
（スコッチウイスキー、シングルモルトウイスキー）
グレンフィディックはシングルモルトウイスキーに分類され、
香り豊かで甘くフルーティな味わいと洋梨の風味と
オークのフレーバーが特徴のウィスキーです。
スコットランドのスペイサイド地方で生産され、
創業から1世紀以上たった今でも
世界中のウィスキーファンを魅了し続けています。
そしてグレンフィディックが瓶詰めされた初めの一滴目は
1887年のクリスマスの朝に注がれたそうです。
グレンフィディックの特徴：
グレンフィディックの特徴は、
その豊かな風味と洗練されたパッケージにあります。
特に12年熟成のグレンフィディックはクセが少なく飲みやすい味わいで、
洋梨やレモンを感じさせる爽やかな香りが特徴です。
またその他にも15年熟成、18年熟成など、さまざまな熟成年数の
グレンフィディックがあり、
それぞれに独特の風味と特性があります。
・レッドブレスト12年…5,800円前後
（アイリッシュウイスキー、ブレンデッドウイスキー）
レッドブレストはアイルランドで製造されている
シングルポットスチル（単式蒸留器）ウイスキーで、
その名の通りコマドリ（レッドブレスト）の赤い胸を指しています。
このウィスキーはモルトと未発芽の大麦を原料にし、
伝統的な銅製のポットスチルで3回蒸留して製造されています。
レッドブレストの特徴：
レッドブレストの特徴はその豊かな風味とクリーミーな口当たりです。
特にオロロソ・シェリー樽という樽由来の重厚でドライフルーツのような
風味が特長のウィスキーです。
またその他にも12年熟成、15年熟成、21年熟成など、
さまざまな熟成年数のレッドブレストがあります。
・ジェムソン スタウトエディション…2,700円前後
（アイリッシュウイスキー、ブレンデットウイスキー）
ジェムソンスタウトエディションの特徴：
黒ビールの樽でフィニッシュ（追加熟成）させた
アイリッシュブレンデッドウイスキーです。
アイルランド・コークにあるマイクロブルワリーとの
コラボレーションで誕生したユニークなコンセプトのウィスキーで
ジェムソンを熟成させた樽を使って、
アイルランド発祥の“スタウトビール”を熟成しました。
スムースな味わいの中に、コーヒー、チョコレート、バタースコッチを
思わせるほのかな香りがあることで有名です。
これらの風味はスタウトビールの熟成樽でフィニッシュさせた結果
生まれたものでリッチでクリーミーな味わいとなっています。
・ワイルドターキー８年…4,500円前後
（アメリカンウイスキー、バーボンウイスキー）
ワイルドターキーはアメリカのケンタッキー州で
造られているバーボンウイスキーです。
他のバーボンに比べてトウモロコシの比重が少なく、
大麦麦芽とライ麦の割合を多くする独自のレシピで造られている
重厚でクセの強い、香り高いウィスキーです。
ワイルドターキーの特徴：
ワイルドターキーの特徴は
その豊かな風味とクリーミーな口当たりです。
特にバニラのニュアンスにほのかなスパイシーさも
感じられる芳醇な香りが特徴です。
またその他にも8年熟成、13年熟成などがあります。
・ジャックダニエル･･･2,400円前後
（アメリカンウイスキー、バーボンウイスキー）
ジャックダニエルはアメリカのテネシー州で製造されている
ウィスキーの銘柄でアメリカンウイスキーとしては販売量第1位を誇ります。
特有の甘い香りと豊かな風味が特徴で、
その飲みやすさから多くの方に支持されています。
ジャックダニエルの特徴：
ジャックダニエルの特徴はその豊かな風味とクリーミーな口当たりです。
特にバニラのニュアンスに加えてほのかなスパイシーさも
感じられる芳醇な香りが特徴です。
またその他にもブラック（Old No.7）、ジェントルマンジャック、
シングルバレル、ゴールド、シナトラセレクトなど
さまざまな種類のジャックダニエルがあり、
それぞれに独特の風味と特性があります。
・知多（ちた）…7,800円前後
（ジャパニーズウイスキー、グレーンウイスキー）
知多は日本の三重県にある知多半島で生まれたウイスキーです。
その名前はこの地域の豊かな自然と文化を象徴しています。
知多ウイスキーはその独特の風味と品質で知られ、
ウイスキー愛好家から高い評価を受けています。
知多ウイスキーの特徴：
知多ウイスキーはそのまろやかさと深みのある風味が特徴です。
口に含むとまずは甘さが広がり、
次にスパイシーさが追いかけてきます。
余韻は長く、心地よい甘さが残ります。
・マルスモルテージ越百…4,400円前後
（ジャパニーズウイスキー、モルトウイスキー）
マルスモルテージ越百は信州蒸溜所で生産されているウイスキーです。
長野県の清らかな水と豊かな自然環境の中で、
丁寧に作られています。
マルスモルテージ越百の特徴：
マルスモルテージ越百はそのまろやかさと
深みのある風味が特徴です。
ハチミツやキャラメルを連想させるふくよかな甘い香りの中に、
ほのかなスモーキーフレーバーと熟した果実の香りが広がり、
口当たりは丸く柔らかで優しい余韻が残ります。
・カナディアンクラブ20年…10,000円前後
（カナディアンウイスキー、ブレンデッドウイスキー）
カナディアンクラブはその独特の風味と品質で知られ、
ウイスキー愛好家からも高い評価を受けています。
カナディアンクラブの特徴：
カナディアンクラブウイスキーは
そのまろやかさと深みのある風味が特徴です。
ライ麦が原料の原酒とその他の穀物の
グレーンウイスキーがブレンドされており、
シャープな味わいとほのかな甘みのあるウイスキーです。
ウイスキー初心者にもおすすめの飲みやすさで
熟成期間が長くなると甘みやスパイシーさが増し、
より複雑な味わいになります。
またキャラメルやバニラを思わせる甘く芳醇な香りと、
りんごのアロマなどといったフルーティな香りが同時に楽しめます。
・クラウンローヤル…4,000円前後
（カナディアンウイスキー、ブレンデッドウイスキー）
クラウンローヤルのその特徴的な王冠の形をしたボトルは、
英国王ジョージ6世に献上されたことに由来しています。
ラベルやキャップのデザインも国王の王冠がモチーフとされています。
クラウンローヤルの特徴：
味わいの特徴としては大麦由来の穀物の甘みとライ麦由来の
スパイシーな刺激のバランスがよく、
ほのかにはちみつの香りも漂う上品な仕上がりです。
一口含めばオレンジピールのような甘みと苦みが口中に広がります。
しかし後口はまろやかでさっぱりとしていて、
すっきりした印象が残るライトな仕上がりです。
〇まとめ
このように一口にウイスキーと言っても
その種類は多種多様にあります。
またウイスキーは飲み方もバリエーションが多く、
ストレート、ロック、ハイボール、カクテルなどがあるので
幅広く愛好家がいることも頷けますね。
そしてウイスキーをクリスマスプレゼントに贈る際のポイントとして、
以下の3つのことを考えながら選ぶと喜びが一層大きくなるでしょう。
予算：ウイスキーにはさまざまな価格帯があります。
予算に合わせて選びましょう。
相手の好み：相手がウイスキー初心者なら飲みやすいウイスキーを。
熟練者なら珍しい一本を選ぶと喜ばれるでしょう。
パッケージ：ギフトとして贈る場合パッケージも重要です。
見た目にも魅力的なボトルを選びましょう。
またウイスキーには限定商品でクリスマスエディションを
発売する場合があります。
これらの商品はやはり人気がありますので
速く確実に購入しておきたいところです。
・ビッグピート クリスマスエディション･･･10,000円前後
（スコッチウイスキー、モルトウイスキー）
・ポール・ジョン クリスマスエディション…15,000円前後
（インディアンウイスキー、シングルモルトウイスキー）
・グレンファークラス クリスマスラベル…14,000円前後
（スコッチウイスキー、シングルモルトウイスキー）
限定で華やかなパッケージはやはり可愛らしいですし、
飲んでみたい、でももったいない！なんて葛藤も生まれそうですね。
クリスマスにシャンパンやワインももちろん良いですが、
今年はウイスキーに挑戦してみませんか？
是非お気に入りの銘柄や飲み方を見つけてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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