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世界のクリスマスケーキ8選!イチゴのケーキは日本だけ?【作り方動画付き】

クリスマスを家族や恋人、友達たちとお祝いしたり、
楽しむために今や欠かせないのが
クリスマスケーキの存在です。

可愛くて華やかなデコレーションがされている
クリスマスケーキは見た目はもちろんのこと、
その味もまた格別ですね。

丸いポンジをベースにした甘いケーキに
ロウソクを灯して…

実はこの習慣は世界では珍しく、
日本とお隣の韓国くらいのようです。

では他の国ではどんなクリスマスケーキが
食べられているのでしょうか?

クリスマスケーキの起源

クリスマスケーキは「十二夜のケーキ」から
生まれたと言われています。

十二夜のケーキとはクリスマスから12日後の
1月6日(公現祭)に食べるケーキのことで、
ケーキの中に小さなものを入れて焼き、
占いに使ったり王様や女王様を決めるために
作られたものでした。

現在でもでも小さな陶器の人形が入れられ、
その人形を当てた人は
その日1日王様や女王様になれる という
ガデット・デ・ロワを食べる人もいるでしょう。

日本のクリスマスケーキの歴史は
明治43年の横浜から始まります。

当時創業間もなかった不二家が
季節限定商品として販売しました。

日本初のクリスマスケーキは
ドライフルーツと洋酒を使い、
砂糖のシロップでコーティングした
シンプルなものでしたがとても高価で、
口にできたのは富裕層だけだったそうです。

しかしクリスマスケーキの評価は上々で
これ以降不二家は毎年クリスマスケーキを販売し、
日本で普及させていきました。

戦後になると冷蔵庫が家庭にも登場し、
クリスマスケーキはまたもや進化していきます。

それまでケーキは常温保存できるバタークリームを
使ったものが主流でしたが、
冷蔵庫が一般家庭にも浸透し、
当時は保存が難しいとされていた
生クリームのケーキが家庭で楽しめるようになったのです。

いちごの生クリームケーキは
不二家の創始者である藤井林右衛門が
スコーンをヒントにして作られたと言われています。

またこの頃日本ではハウス栽培による
イチゴの生産も本格的に開始され、
クリスマスシーズンにもいちごが使用できるようになったこと、
生クリームの白といちごの赤が紅白でおめでたいこと、
サンタクロースやクリスマスカラーを
連想させることなどから

日本人にも受け入れられ、
徐々に独自の日本文化として
浸透していくようになりました。

こうしてキリスト教文化があまり
根づいていない日本ですが
クリスマスケーキの文化は
少しずつ変化しながら
現在のようになっていきました。

お次は世界各国の伝統的な
クリスマスケーキをご紹介しますので、
日本のものと是非比べてみてくださいね。

世界各国のクリスマスケーキ

ドイツ…シュトーレン

レーズンなどのドライフルーツや
ナッツ類を入れ込んだ楕円形の
パンのようなお菓子。

バターをたっぷりと使い、
上には粉糖をかけて白くしてあります。

クリスマス当日に食べるのではなく、
クリスマスの約1か月ほど前から
少しずつ切り分けて食べます。

イタリア…パネトーネ、パンドーロ

ドイツのシュトーレンに似た
ドーム型のパンのようなケーキ。

中にはレーズンや柑橘類のピールなどの
ドライフルーツが入っているものが多く、
甘くて柔らかい触感です。

日持ちのする特別な酵母を入れて
焼き上げます。

こちらもシュトーレンと同じく、
クリスマス前から少しずつ食べるものです。

パンドーロはイタリアのヴェローナ地方発祥の銘菓で、
クリスマスに食べられる伝統的なスイーツ。

『黄金のパン』という意味があります。

その形は先端のない円錐形で星型にえぐれており、
通常は8つの頂点があります。

生地は軟らかく玉子由来の黄金色で、バニラの香りがします。

バニラの香りがついた粉砂糖をまぶして食べられることが多いです。

イギリス…クリスマスプディング

プディングとは言いますが、
日本のカスタードプリンとは全く違うものです。

クリスマスの数か月前に仕込みます。

ドライフルーツやナッツ、スパイスをふんだんに使い、
ブランデーに漬け込みます。

それを小麦粉と生パン粉がベースの生地に入れ、
蒸し上げてから冷暗所で保存しておきます。

クリスマス当日には火をつけてフランベしたり、
アルコールを飛ばして食べたり、
蒸しなおしたり、クリームを添えて食べます。

フランス…ブッシュ・ド・ノエル

こちらは日本でもおなじみになりつつあるケーキですね。

家庭でもロールケーキなどに
チョコレートクリームでデコレーションをして
楽しんでいる方々も多いことでしょう。

ブッシュはフランス語で木や丸太のことを言い、
ブッシュ・ド・ノエルは「クリスマスの薪」という意味です。

ケーキの形を薪にした理由は諸説ありますが、
イエスキリストが生まれた際に、
夜通し薪を燃やして部屋を暖めたから というものが
有力だといわれています。

ニュージーランド…パブロバ

小麦粉やバターを使わずに、
メレンゲ生地にフルーツと生クリームを
トッピングした低カロリーのスイーツです。

メレンゲをベースにしているので
見た目よりもサクサクでふわふわ。

紅茶によく合います。

オーストリア…クグロフ

地域や作り方、食べ方によって
パンのようにもケーキのようにもなり、
それぞれの家庭でもレシピが異なります。

共通点はクグロフ型という外側に斜めの溝が走っている
山形のものに生地を流し込んで焼き上げること。

バターをたっぷり使用したり、
ベーコンを入れ込んだ総菜パンのように
食べられることもあります。

アメリカ…パイ

アメリカではクリスマスケーキを食べる習慣がありません。

その代わりにアップルパイやカボチャのパイ、
さつまいものパイなど好きな食材を
使って作るパイを各家庭で食べます。

まとめ

丸くて美しいデコレーションの施された
バースデーケーキのようなクリスマスケーキを
食べる国は少なく、
特にイチゴが乗った生クリームのケーキは
日本独特の文化でした。

多くの国で食べられる伝統的なクリスマスケーキは
日持ちのするものが多く、
レシピとしては特にドライフルーツやナッツ、
バターをたっぷりと使用するものが
よく見られます。

みなさんは今年のクリスマスケーキは
どんなものを食べる予定ですか?

例年イチゴの生クリームケーキを選んでいる我が家でしたが
今年は濃厚なチョコレートケーキにする予定です。

そしていつかクリスマスシーズンに旅行へ行き、
本場のシュトーレンとパブロバを食べてみたい
と思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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