もうすぐ待ちに待ったクリスマスがやってきます。
当ブログでは今年、憧れのローストターキーの作成に挑戦してみました。
オーブンに入れる前の緊張感から一転、
焼きあがったターキーの香ばしい香りは家中を包み込み、
食欲をそそる最高の一品となりました。
初めての調理で焼き加減が心配でしたが、
しっとりジューシーに仕上がって大満足です!
ハーブとスパイスでじっくりと焼き上げたターキーは、
口に入れた瞬間、幸せが広がるようでした。
そんな初めてのローストターキー作りに密着した様子を写真たっぷりでご紹介します。
ぜひあなたもクリスマスの思い出を作りませんか?
目次
〇ローストターキーを作る前に
今回、ローストターキーを作るにあたって
大きなオーブンと広いキッチンが必要だったので、
特別に新潟県上越市のイタリアンのお店にご協力いただきました。
お店の情報は以下のとおりになります。
Ristorante Satoh(リストランテ サトウ)
〒943-0146
新潟県上越市とよば1
TEL 025-520-5892
人気店のためランチは満席になることも多いです。
来店の際には予約をおすすめします。
※ローストターキーは通常メニューにはございません。
今回は特別に当ブログのためにご協力いただきました。
サトウさん、本当にありがとうございました…!
〇ターキーの解凍と開封、水洗い、乾燥(所用時間:8日間くらい)
はじめに大好きなKER(Kevin’s English Room)のクリスマス企画のYouTubeを見て、
今回作るローストターキーの工程手順のおさらいをします。
そしてコストコで約7キロの冷凍ターキーを購入しました。
ターキーはカチカチでとても重く、ヤシの実のような見た目をしていました。
床に落としたらフローリングがへこんでしまいそうです。
これを冷蔵庫でゆっくり1週間かけて解凍します。
冷凍ターキーからはドリップがジャブジャブ出ますので、対策が必要です。
ビニール袋のようなものを2重にしてターキーを入れておくと良いでしょう。
解凍されたターキーはまだ冷たさはありますが、
プヨプヨとした弾力を感じます。
キッチンバサミで開封すると、脚が閉じられた状態のターキーが登場します。
改めてその大きさに驚きます。
ターキーに温度計がしっかりついていることを確認してから
脚のロックを外すと、動画の通りお腹の中にネックとお尻、内臓が
入っているので取り出してからよく流水で洗います。
洗い終わったら、キッチンペーパーでターキーの水気を丁寧に取り、
ターキーの重さの0.5%の塩を全体にすりこみます。
今回のターキーは本体が5.8キロでしたので、
塩は2.9g使用しました。
お腹の中は骨がところどころ出ていますので、
手を切らないように注意して作業します。
その後はラップなどはかけずに、
冷蔵庫でターキーを1、2日ほど乾燥させます。
〇ターキーの部品を取って皮をはがし、香草バターを作って塗る(所用時間:2時間くらい)
ターキーが乾燥したら、左右のウイングディップ(手羽先)と
ウィッシュボーンを取り除きます。
手羽先には関節があり、そこから切込みを入れると楽に外すことができます。
ウィッシュボーンの取り外しには少しコツがいるようです。
お腹に手を入れてウィッシュボーンの位置を確認したら、
少しずつ丁寧に切り離します。
ウィッシュボーンとは、七面鳥の鎖骨の部分のことで、
この骨を両側から二人で引っ張り合い、骨が割れて大きな方を持っている人の
願い事が叶うと言われています。
なんて素敵な言い伝えのある鎖骨なんでしょう。
今からとっても楽しみです。
手羽先とウィッシュボーンを取り外したら、
ターキーの皮が破れないようにゆっくりお肉からはがしておきます。
少しずつ指先を入れて広げるようなイメージで行いましょう。
皮をはがしたら、無塩バター260gにイタリアンパセリ一掴みと塩29g、
レモンゼスト(レモンの表皮を削ったもの)2個分と
すりおろしたニンニクを3かけ分入れて
よく練り込み香草バターを作ります。
この時にバターが硬いと作業が大変なので、
少しレンジにかけてバターを柔らかくしておくと良いと思います。
バターが練り上げられてきたら、
レモンゼストの際に使ったレモンを半分に切って果汁を絞り、
少量ずつ混ぜ入れます。
一度にたくさんの果汁を入れてしまうと跳ね上がるので気を付けてください。
ポマード状の香草バターができたら、ターキー全てにバターを塗ります。
YouTubeでは皮目と身の間にはお団子にしたバターを入れ込んでいましたので真似をしました。
お腹の空洞、羽、足、背中(裏側)にもまんべんなく塗り込み、
オリーブオイルを表面にかけます。
〇ターキーをオーブンで焼き上げる(所用時間:2時間30分くらい)
ターキーのお腹に残ったレモンと玉ねぎ2個、
ローリエ、ローズマリーなどの香草を入れ込み、
お腹を閉じたら他の部位と一緒に230度に余熱したオーブンで15分焼きます。
他の動画では天板の上にカットした野菜を敷いていたものを見かけたので、
真似してみました。
15分間ターキーを焼いたらターキーを取り出し、溶けたバター(と出た肉汁)を
ターキーに塗り直したら温度を170度に下げて30分間焼きます。
バターを塗り直し、170度のオーブンで焼き上げる工程を3,4回繰り返します。
どんどんターキーがきつね色になり、部屋中に良い香りが広がります。
(先ほど天板に敷いておいた野菜は焦げてきてしまったので急いで取り除きました)
そして焼きあがったローストターキーはものすごく『特別なごちそう』感です。
ターキーに刺さっている温度計が全くアップしませんが、
(本来は焼きあがると上に飛び出ます)焼きあがっていることを確認して
アルミホイルをかぶせて休ませておきました。
そしてここで悲劇が起きます。
ウィッシュボーンに軽く触れた瞬間、ポキリと音をたてて折れてしまいました…
これは悲しい。
そしてYouTubeのようにVからWの字の形をしていたウィッシュボーンですが、
一切変形しませんでした。
今年の願い事は叶わないのでしょうか…
〇グレービーソースを作り、切り分ける(所用時間:1時間くらい)
1カップ分の鶏がらスープとローストターキー本体以外の部位(ネックやお尻など)や
焼いた際に出てきたスープ、ターキーのお腹に入っていた玉ねぎと
レモンをカットして鍋に全て入れて火にかけます。
トマト(ミニトマトがなかったので)、ハーブ、
シードル1カップ(リンゴのお酒。スーパーで手に入ることもあります。)を入れ、
鍋の水分量が半分くらいになったら具材をザルにあけて出来上がりです!
完成したローストターキーを10人ほどで食べましたが、お腹がはちきれそうでした…
お肉は柔らかく、さっぱりしているのにジューシーで、とてもおいしかったです。
でももっと欲を言えば、30分×1セット分のオーブンでの加熱がなかったら
もう少ししっとりと焼き上げられたかもしれない…と思いました。
サトウさんのオーブンの性能が素晴らしかったのですね。
グレービーソースは食べたことの無い深い味わいで、少しカレーみを感じました。
岩塩をかけてもおいしかったです。
今年のクリスマスは、憧れのローストターキーに初挑戦!
事前の下調べはバッチリと思っていましたが、
いざ調理となると予想外の出来事や発見がたくさんありました。
〇今回の挑戦で得たこと
ターキーの大きさと調理時間の見積もり:
ターキーのサイズによって調理時間が大きく変わることを実感しました。
次回はより正確な時間配分をしたいです。
ハーブやスパイスの組み合わせ:
さまざまなハーブやスパイスを試して、自分好みの味付けを見つけたいです。
焼き加減の難しさ:
中まで火が通り、かつジューシーに仕上げるのは
まだまだ修行が必要だと感じました。
今後の目標として、作成回数を重ねて完璧なローストターキーを目指し、
様々なレシピを試して、自分にとって最高のローストターキーを作りたいです。
初めての挑戦は、必ずしも完璧とはいかないかもしれませんが、
そこから得られる学びや感動は大きいと思います。
ぜひ、皆さんもクリスマス料理にローストターキー作りをチャレンジしてみてください!