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クリスマスシーズンが世界一長い?フィリピンのクリスマス事情と祝い方

ショッピングやエステ、
ビーチやダイビングなどで有名なフィリピン。

南の国特有の陽気な人柄とラテンのノリ、
おおらかな国民性が魅力的ですね。

南国を満喫するための旅行で
訪れたことのある人も多いのではないでしょうか。

しかしフィリピンでは最大にして
最高に盛り上がるイベントが
4か月ほどあることをご存じですか?

それはなんとクリスマス。

フィリピンの人々はクリスマスが大好きで
なによりも待ち遠しいのです。

今日はそんなフィリピンのクリスマス事情について
お伝えしたいと思います。

フィリピンのクリスマスシーズンは世界有数の長さ

フィリピンで信仰されている宗教はキリスト教。

90%以上の国民がキリスト教徒であり、
人口の80%以上がカトリックという
アジア唯一のキリスト教国です。

なので国民がクリスマスを
大切にしているのは当然のことと言えるでしょう。

フィリピンのクリスマスは
スペイン、アメリカ、メキシコ、
中国などの影響が独自の風習と
混ざりあってできている多文化混合の行事ともいえ、
他国にはない独特の文化があります。

Ber months(バーマンス)という考え方

フィリピンでは一般的に9月1日から
次の年の1月1日までがクリスマスシーズンとなり、
その長さはなんと4か月にも及びます。

この4か月のことをバーマンスと呼び、
September、October、November、Decemberの
berが付く月(months)と名付けられています。

すなわちバーマンスとはクリスマスの
準備期間ということなのです。

この時期になると
クリスマスキャロルや
クリスマスソングを
街のあちこちで聞くことができ、
店内ではクリスマスセールが開かれ、
食べ物の準備と家の中の飾りつけが行われます。

その飾りの中でも特に有名なものが
パロルとベレンになるでしょう。

  • パロルとは
    一般の家庭や商業施設でも飾られる
    星型の灯篭のことです。
    星の形をしてはいますが、
    その由来は星ではなく
    キリストが誕生した際に
    照らした聖なる光だそうです。
  • ベレンとは
    キリストの生誕シーンを再現した
    置物のことを言います。
    小さなものを家庭で飾ったり、
    大型なものは教会や
    商業施設で飾ったりします。

ドイツ語ではクリッペ、英語ではクリブ、
フランス語ではクレッシュ、
イタリア語ではプレゼピオなど
たくさんの言葉で呼ばれています。

ベレンは日本でも見ることができます。
私は横浜のクリスマスマーケットで
大型のものを見た経験があります。

赤レンガ倉庫のクリスマスマーケットでは
写真撮影が可能なフォトスポットの
大きなクリスマスツリーの近くに
設置がされていました。

赤レンガ倉庫のクリスマスマーケットに
足を運ぶ機会のある方は
是非ベレンを探してみてくださいね。

クリスマスの過ごし方

フィリピンでは多くの人が
12月24日の真夜中のミサに参加します。
その後家族や親戚、友達で
でノチェ・ブエナと呼ばれる
真夜中に開かれる宴会を行います。

この宴会で食べられているものは
地域によって様々で、
中華ハムや七面鳥、プト・ボンボンと呼ばれる
紫色の米粉を蒸したういろうの様なスイーツなど
多種多様なものが登場します。

それからクリスマスにはマニト・マニタも
フィリピン人が楽しみにしているイベントです。

マニト・マニタはクリスマスの
プレゼント交換会のことを言います。

どんなテーマでいくらのプレゼントをするか
事前に決められており、
そのプレゼントを誰がもらうかは
当日に決められていたり、いなかったり。

マニト・マニタを行う地域やグループによっても
方法は少しずつ異なります。

そしてフィリピンでは12月25日が過ぎても
まだまだクリスマスは続きます。

1月になってもフィリピンの人々は
「メリークリスマス!」とお互いに
挨拶をして、時にはクリスマスツリーが
2月まで飾られることもあるのです。

まとめ


観光や旅行の場所として
人気のフィリピンですが、
実はクリスマスシーズンが
4か月も続く国でもあります。
その長さは世界有数で、
フィリピンの人々は
クリスマスが大好きなのです。

フィリピンはアジアの中でも
唯一のキリスト教国であり、
人口の約90%以上がキリスト教を
信仰しています。

そして他国の文化と自国の文化を
融合して独特のクリスマス文化を
築き上げてきたのです。

その中でもクリスマス準備期間の
バーマンスという考え方、
パロルという星型のクリスマス飾りが
有名です。

その他にもクリスマスイブの真夜中に行われる
ミサの後のノチェ・ブエナと呼ばれる宴で
食べられるお祝いの食事も
他国の文化とフィリピンの文化が
混ざりあったものが多く、
地域によっても異なります。

そしてマニト・マニタと呼ばれる
プレゼント交換会を行い、
クリスマス当日が過ぎた後も
人々は笑顔で「メリークリスマス!」と
挨拶を交わすのです。

フィリピンでの長いクリスマスシーズンは
クリスマスが大好きな私にとっては
とてもうらやましく思います。

日本もお盆が過ぎ、夏が終わると
ショッピングモールやその他の商業施設で
クリスマスソングが流れたり、
クリスマスツリーが売られたり、
プレゼントの準備がされればいいのになあ
などと感じました。

プレゼントの交換会も楽しそうですよね。
毎年のお歳暮選びは面倒がる私ですが、
マニト・マニタは行ってみたいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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